【S17最高2101最終2036】Eternally Flickering Flame





パーティの原型はS16終盤によく見かけたウルガモス入りの対面構築。対面構築ミラーと増加したルカリオカイリューに対して厚くした。

【使用ROM】
れいとう
KasumiYozora
KasumiMahiru


やってみたこと1
シーズン終了まで残り24時間を切ったところで選出誘導を狙ったダミーの構築記事を公開
百折不撓ゲンガーガブ - はじまりの扉
レートの挨拶文にツイッターアカウントを記載して意図的に読ませようとした。僕の影響力なんて無いに等しいので実際に効果があったか怪しいが、公開後スムーズに2100まで上がったのでやらないよりは良かったんじゃないかと思う。

2
再戦で勝つために対戦相手の情報を逐一記録していた。中盤以降に対戦したおよそ400人分のTN・パーティ・選出・技・持ち物・性別・色・初手の行動・予想される努力値配分を全て控えていたので、こちらが別ロムで回している時は一方的な情報アドバンテージが得られた。人口の少ない高レートを維持できていればもっと機能していたと思う。
(どうでもいいことだが攻撃を受ける度にダメ計アプリを使用していたからか相手のCASで寝落ちを疑われた)

3
†負け確放置からの回線落とし†
シーズン中1回成功

 

 

【個別解説】

f:id:reitoika:20160330202049g:plain@気合の襷
努力値:4-2-0-252-0-252 控えめ
実数値:161-x-85-205-125-152
虫のさざめき/炎の舞/サイコキネシス/蝶の舞
ガブリアスを誘う役割を持っており選出はあまりしない。バシャーモの時にも思ったがここの炎枠は見せポケとしての性能が問われる。ガブの他にはガルーラやファイアローマリルリなど、要は舞ったウルガモスを止められる駒の選出を強要するので選出を絞りやすい。
それでも全く出さないというわけではなく、メガバシャーモバトンが選出画面でわかる時には襷を盾に妨害しに行くことがある。

 

f:id:reitoika:20160307114829g:plain@拘りスカーフ
努力値:0-252-4-2-0-252 陽気
実数値:183-182-116-x-105-169
逆鱗/地震/岩石封じ/炎の牙
超高速ゴツゴツメット兼スイーパー、ミラーで絶対に上を取るための最速スカーフ。このパーティはウルガモス入り且つ竜技の一貫性があるため、(攻撃的思考でも守備的思考でも)相手のガブリアスには強烈な選出誘導が掛かる。わざと誘って上から縛ることで実質3:2の状況を作ることが可能。
この並びではウルガモスシナジーがあるステルスロックを採用したものをよく見るが、ガブウルガの同時選出よりも別々に使うことの方が明らかに多かったので、選出の幅が広がる炎の牙とした。

 

f:id:reitoika:20160326021705g:plainf:id:reitoika:20160307114823g:plain@ガルーラナイト
努力値:4-148-4-100-2-252 無邪気
実数値:181-134-101-73-90-156
実数値(メガ):181-164-121-93-108-167
捨て身タックル/猫騙し/冷凍ビーム/地震
カバルカカイリューに出し負けない最速両刀ガルーラ。ルカリオ地震で突っ込むのは正直言って褒められる行動ではないだろう。しかしボルトが電磁波を持っていないこのパーティでルカリオガルーラ対面は負けを意味するため、それを打開できるなら同速勝負も選択肢に入る。同じ技構成は何度か見かけたが、採用率トップの不意打ちを切ったことで技を5つ持っているように思わせるこのガルーラは非常に強力だった。
ポケモンで唯一10%より高い確率で相手を凍らせる冷Bガルーラは、ガルーラの型の中で一番強いと考えている。1体でも行動不能にできれば勝ちが決まったと言っても過言ではなく、こいつのせいで僕はカバルドンが使えない。
ちなみにaの実数値を上げるべく陽気冷凍パンチガルーラ、さらには吹雪ガルーラとかいうものまで使ったが、HP1からでもクレセリアを突破できる冷凍ビームの強さを実感させられた(吹雪は1回目で凍らせても6〜7回当て続ける必要がある)
今期は特にガルーラの型が豊富で猫捨て身、秘密不意、両刀、どんち、雪崩など挙げだしたらキリが無い(2000辺りでねむねごの目撃情報もあった)。改めて六世代環境はガルーラを中心に回っていたのだと思った。

 

f:id:reitoika:20160210144712g:plainf:id:reitoika:20160217020448g:plain@ゲンガナイト
努力値:188-2-0-0-76-244 控えめ
実数値:159-x-80-165-105-161
実数値(メガ):159-x-100-209-125-181
シャドーボール/滅びの歌/身代わり/道連れ
191シャドボを耐えつつ返しの一撃でメガゲンガーを倒せる調整。メガルカリオ抜きまでsに振ることで控えめミラーでも上を取れる。相手の数を減らすだけで毒ボルトが通りやすくなるので、確実に1:1交換ができる滅びの歌ゲンガーは適任だった。

 

f:id:reitoika:20160309132324g:plain@ゴツゴツメット
努力値:252-2-252-4-0-0 図太い
実数値:207-x-183-111-135-105
熱湯/冷凍ビーム/毒毒/眠る
氷4倍、特にカイリューを迅速に処理するための冷凍ビームと、交代先に当てたりトリトドン入りに臆することなく選出できる毒毒を搭載した、少し前の厨パと同じ構成のスイクン。ガルーラほどではないがやはり冷凍ビームは運勝ちを呼び込む技だった。毒毒があるとクッション+崩しの役割を持てるので選出の幅が広がる。調整は無邪気ガルーラの捨て身を2耐えできるHB特化。

 

f:id:reitoika:20160210142919g:plain@残飯
努力値:180-2-240-0-28-60 図太い
実数値:177-x-132-142-104-139
10万ボルト/毒毒/身代わり/守る
A200逆鱗を耐えてから守ると身代わりで6ターン居座れる調整。ラス1ガブリアスが岩石封じから入ってきても逆鱗から入ってきても毒毒が安定択になる。ちなみにここまで固いとナットレイのジャイロボールやはたき落とすを身代わりが耐える。よく図太い毒ボルトはミラーで弱いと言われるが、耐久ボルトのSラインが軒並み138以下なので対面の撃ち合いくらいなら普通に勝てる。穏やかと違ってメガゲンガーの攻撃を2耐えできないので、技は放電ではなく10万ボルト。太鼓マリルリのストッパーとしても使える。レート終了一週間前に閃いて急遽厳選した個体。

 


【選出・立ち回り】

vs対面構築
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十中八九選出されるガブリアスを消し飛ばし3:2の状況から詰める。割と簡単。

vsカバルカカイリュー、カバガルゲッコウガ
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残数で不利にならないように注意。ルカカイリュースイクンの使い方が鍵、ガルゲッコウは釣り出しが上手い方が勝つ。

vsCDG4
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メガシンカ+ガブリアス+何か で来るのでゲンガーで数を減らしてから毒で詰める。

vs純正受けループ
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ウルガモスとゲンガーを見せているのでラッキーとバンギラスは確定、物理受けが必要なのでヤドラングライオンエアームドの中から一体が出てくると考える。ゲンガーとバンギラスで1:1交換してからボルトロスでラッキーに毒毒→10万と押すことで受けが崩壊する(身代わりを挟むなどしてラッキーの毒毒がボルトロスに当たらないようにする)。
ここで問題になるのはバンギラスラッキーグライオンと選出された場合だが、ゲンガーバンギ1:1交換後にボルトを見せると一旦ラッキーに引いてくれるので交代時に毒毒を当てることができる(グライオンは身代わりボルトロスに打点が無いものと仮定)。定数ダメージを受けるのはターン終了時なので、ボルトロスが毒毒を外さない限り相手のラッキーは常にHP15/16以下となる。このまま試合が硬直したとしてTOD判定をしてみる。
バンギラス(HP0/207)
グライオン(HP179/179)
ラッキー(HP335/357)
(バンギラスグライオンのHPはテンプレ調整の207と179、ラッキーは毒毒のダメージを1回受けた状態で全体の割合が一番高くなる357)
ゲンガー(HP0/159)
ボルトロス(HP177/177)
ガブリアス(HP183/183)

結果

どう見ても受けルの方が有利に思えるが実は僅差でこっちが勝つようになっている。このパーティが純正受けループに負けるのはバンギラスラッキーグライオンと選出をされて相手がこのことに気付き地球投げ連打などで反撃してくる、あるいは毒毒を外したときのみ。1回だけ毒外しがあったものの純正には非常に高い勝率を維持できた。



【まとめ】

僕は自分を対面構築を使いこなせるタイプの人間だとは思ってない。それでも受けループを捨ててこの手のパーティを使い続けたのは、単体性能の高いポケモンを使うことが勝利への近道だと信じていたから。逆にそういった考え方が自分の伸びしろを小さくしてしまったのかも知れない。後悔しても仕方がないのはわかっているが、六世代環境で2200に一度も到達できなかったのは本当に悔しかった。






S17並びに第六世代シングルレートお疲れ様でした。